小川淳司監督は名将?有能?采配はどう?宮本ヘッドとの相性は?野村IDを引継ぐ真面目な性格

こんにちはー!12球団野球ブロガーのひらっちと申します。さて今回はヤクルトの監督について語ってみましょうか?
去年までは真中満監督が指揮を執っていましたが、96敗という歴史的な大敗を喫し辞任。
次の監督は誰がなるのか?古田?池山?高津?伊藤智?宮本?などと騒がれていましたが予想を覆す
小川淳司監督が2014年以来の約4年ぶりに第二次政権として指揮することになりました。
高田監督の後を引き継ぎ二軍監督から一軍監督になったのが確か2011年でこの年は2位と躍進し!
小川監督は有能か?名将になれる可能性を持っていると言われていましたがその後2年連続最下位を記録し
評価が難しい監督となってしまいましたが、ヤクルトファンや首脳陣などは小川監督の事をどう評価しているのか見てみたいと思います。
目次
現役時代は準レギュラーとして活躍!土橋監督、関根監督、野村監督時代の外野手
小川監督の現役時代は外野手で主に80年代は準レギュラーとして試合に出ていました。
特に際立った成績はないのですが、パンチ力はあったようで大学時代はあの原、岡田とともにクリーンナップを任される実力があったそうです。その3人共監督経験者になるってのも不思議な感じがしますが…
1984.1985.1987年と3度二桁本塁打を達成しています。打率は1988年の.290が一番良かったようです。
主に土橋監督と関根監督の時代に広沢や荒井の陰に隠れながら準レギュラーとして活躍していました。
しかし野村克也監督就任後は成績を落とし日ハムにトレードに出された1992年に35歳で引退しヤクルトのスカウトに転向してから手腕を発揮し始めます。
ヤクルトのスカウトを経て二軍の守備コーチ、監督に!そして万を持して一軍の監督に就任!
スカウトの時は宮本慎也や石井弘寿などを発掘!スカウトとして能力を発揮した後は二軍守備走塁コーチを経てヤクルトの二軍監督になりそこで9年という長期間ヤクルトの二軍を任され、畠山などを指導します。
やはり1990-1991年の2年間関わった野村克也監督の影響が強いようでキャンプで書いた野村ノートは選手時代は全く見なかったみたいですが、指導者になった時に見返してそれが役に立っているようです。
特に長所を伸ばすか、短所を克服するかの考え方がヤクルトで教わった中西太さんとノムさんでは真逆だったそうです。
中西太さんは長所を伸ばせば短所が小さくなる。ノムさんは短所を克服すれば長所が活きてくると
言った部分は確かに真逆ですよね。試してみて自分がしっくりくる方がを使えば良いとは思いますが…
小川監督はどちらも真実だと受け止めていて長所を伸ばすべき選手、短所を克服すべき選手多々いるというのが2人の考え方をミックスさせて指導法のようです。長所を消してしまう短所であれば克服すべきだろうし、短所が長所を潰さないのであれば長所を伸ばしていくという考え方は面白いなと感じますね。
という野村克也氏、中西太氏の影響を受けた小川監督が一軍の監督に就いたのが2010年5月27日。高田監督が辞任した後代行を引き受けた時でした。特に手塩にかけて育ててきた畠山を外野で抜擢!それが当たり、チームの再建に成功。
2011年は9月まで首位をキープするなど好調でしたが、結局失速し2位に終わります。
2012年も3位と健闘しますが、徐々に順位を落とし2013.2014年は投手陣崩壊で最下位と低迷、責任を取り辞任。
そしてシニアディレクターに就任し、3年間務めたあと監督して復帰し再建を託されます。
実は小川再生工場?チームの立て直しが得意な所はノムさんに似てる、宮本ヘッドとのコンビは?
今年は打撃陣の調子が良く青木の復帰、山田、バレンティン、雄平の復調。宮本慎也氏のヘッド就任、広島から石井琢朗、河田コーチの獲得などコーチをテコ入れします。
小川監督自体非常に真面目で厳しい監督なので宮本とも野球観が合うのでしょう。真中監督はどちらかというと優しい監督で
チーム自体がどん底から上がっていくには厳しさが必要でした。なので鬼軍曹役でピリッとした宮本ヘッドが入った事でバレンティンなども怠慢プレーなどしていられなくなり、それが良い意味でのチームの緊張感を生んでいる気がしますね。
特にノムさんは宮本と小川監督のコンビに関して一押しで、今後宮本ヘッドが監督に就任すると思っているみたいです。
投手陣もあれだけ故障者が続出した中、チーム防御率は4.44と決して良くはないですが、今年特有の打ち勝つ野球で5割に近い数字まで戻ってきています。
新外国人のカラシティーを急造で先発に回したり、交流戦をうまく勝ち抜いたり、中継ぎを近藤、中尾、石山の3名で立て直したりとある意味ヤクルトの長所を活かした打ち勝つ野球ができている気がしますね。昔の横浜ベイスターズなどもそうでしたが、先発投手はダメでも中継ぎ、抑えに盛田、佐々木という絶対的なストッパーがいるので順位も徐々に上がってきている時代があり、今年のヤクルトはそんな雰囲気が少しあったりしますね。
正直、小川とブキャナン以外の先発投手は超不安定ですから、逆に中継ぎ、抑えをしっかりし、打ち勝つ野球というものを体現した感じでしょうか?
テーマに執念を掲げているくらいですからね。接戦を何とかもぎとっていく野球というのを目指している感じは伝わってきますね!!短所よりも長所を活かした野球とでもいうのでしょうか?
まとめ
今年のヤクルトの小川野球は90年代横浜ベイスターズの野球のような先発投手が悪くても中継ぎ、抑えで逃げ切る。あとは長所である神宮球場という狭い球場ならではの打撃を活かして打ち勝つ野球という感じがしました。
その長所である打撃を任されている石井琢朗打撃コーチは横浜と広島の野球を経験していますからそのエッセンスを今注入してる過程なのかもわかりません。
投手力としては他のチームに比べて劣るのですからそのチームの戦力に合った野球をするあたり賢いなとも思いましたね。
長期的に勝つには投手陣を整備していかないといけないとは思いますが、昔から投手陣は何故か故障者が続出するという伝統があるので、ヤクルトが5年スパンでどういう野球を作り上げていくのかには興味がありますね。理想を追求して変えていくのか、現状の打撃力を活かした野球を維持し続けるのかは悩みの種かもしれませんね。