ノムさんは最近老害ではない?野村克也からの手紙を出版!最新本!

こんにちはー、野球ブロガーのひらっちと申します。今回は自分が尊敬してやまないノムさん(野村克也)の本を紹介したいと思います。今回は2018年6月19日に出版した野村克也からの手紙についての感想だったり、最近の自分が感じた言動。
83歳になった今でもキレキレトークがさく裂?老害野球人ではない?など検証していきたいと思います。
目次
野村克也氏が書いた手紙の相手は誰?南海時代
今回読んでみて現役選手だとまずメジャーにいった大谷選手、怪物ルーキー清宮と自身がそこまで絡んでいない選手についても手紙が書かれていました。あと自分と生い立ちが似ている甲斐選手に関してはやはり、結構気にかけているみたいです。
ノムさんの教え子で良く出てくるのが
南海時代 江本、江夏、門田
ヤクルト時代 古田、稲葉、宮本
阪神時代 桧山、赤星、新庄
楽天時代 田中、岩隈、山崎
あたりが思い浮かぶでしょうか?
やっぱり南海の3悪人と呼ばれた3名には30代の監督兼任選手時代とても人心掌握に悩み鍛えられたそうです。
ひねくれ者でさびしがり屋の江夏、天邪鬼で頑固な門田、口が悪い江本の3名にも手紙を書いていました。
江夏に関して書かれていたのは野球人としての評価はとても高かったようです。
プライドが高く、人の言う事を聞かないお山の大将タイプでありながら繊細な面を持っていたそうで
現役引退後薬物に手を染めた弱さを悔いていました。しかし、その後更生し、自身の野球理論や情熱があったからこそ
臨時コーチとして阪神に復帰できたと語ってました。
そしてノムさんに次ぐ567本ものホームランを放った門田に関しては考え方がノムさんとは真逆だったそうです。
複雑な環境に育ったからか、親に対する口のきき方が悪く、指導した逆の事をばかりするタイプ、自分の事を貫く職人気質タイプだったみたいで選手としては優秀でもリーダーとしての素質に関して疑問視をしていました。
そんな門田もクソ努力家と評するくらい、努力に関しては認めているようです。
そして江本に関しては意外と頭の良さを買っていたそうです。長髪にヒゲとノムさんが嫌う身だしなみをした選手だったみたいですが、ピッチャーとしての能力の高さを見抜いていて、いきなりエース番号を与えてその気にさせたようです。
ただ、阪神での辞め方に関しては残念に思っていたようです。その後政治家に転身して丸くなり常識を身につけたようで、野球を辞めた後の解説者、政治家としてのキャリアに関してはノムさんからも結構認めて貰っているみたいです。
野村克也氏が書いた手紙の相手は誰?ヤクルト時代
30代後半の選手兼監督の南海時代に比べて50代後半~60代前半のヤクルト監督時代は選手に恵まれていたようで
ヤクルト前期は 古田、広沢、池山
ヤクルト後期は 稲葉、宮本、石井一などが育ちました。
今回の本では伊藤智仁、古田敦也、稲葉篤紀、宮本慎也に関して書かれていました。
特に伊藤智はBCリーグの監督、稲葉はWBCの監督、宮本はヤクルトのヘッドコーチに就任し大いに期待しているみたいです。
伊藤智は天才肌のピッチャーだったが故障に苦しみ、申し訳ない気持ちを前面に出していますが、監督になった時にその苦労がどう活きるか注目してるそうです。
稲葉に関してもいきなりWBCの監督になって心配しているみたいですが、人徳、努力、真面目さはとても評価しているみたいで、今後に期待しているそうです。
特に宮本慎也に関しては小川監督との相性が良いとみているみたいで、一番監督に向いているんじゃないかと評価しています。ノムさんの教え子で一番評価が高いのは宮本だけに今後に大いに注目ですね。解説者としての目の付け所が素晴らしいとのお墨付きをもらっています。
あとはヤクルト時代手塩にかけて育てて監督して期待した古田に関しては残念がっていました。頭脳明晰でも天才タイプだったからかマネージャーとしては向いていないと見ているようで、自信家タイプな性格やケチな部分が選手からの人望を得られていないとみているそうです。あと解説者としての古田にも物足りなさを感じているようです。
やはり順風満帆な野球人生だった古田には二軍で苦しんでいる選手の気持ちなどはわからなかったりするのかもしれませんね。
野村克也氏が書いた手紙の相手は誰?阪神時代
阪神時代は人生の汚点と自虐ネタで言っているくらいですから新庄くらいしか
いませんでした(笑)
バリでの生活がどうなっているのか心配はしているみたいです。
目立ちたがり屋、素直な性格、考える野球ができない、ファンを大事にするという評価で見ていて
もう少し野球について真摯に考えてプレーして欲しかったみたいです。意外とノムさんと新庄は相性が良かったですからね。
新庄から野球をとったら何が残るんだと思っているようでこれから野球人としてのキャリアを積んで欲しいみたいですね。
野村克也氏が書いた手紙の相手は誰?楽天時代
楽天時代のヒット作といえばやはりマー君でしょう。
18歳から手塩にかけて育てた選手で大リーグへ渡っても安定したピッチングを見せています。
特に性格の良さ、真面目な性格、負けん気の強さを評価する一方、30歳となった今季、そろそろ軟投派というか
大人のピッチングを見せて欲しいと思っているみたいです。あと奥さんについても評価しているようです。
まとめ
と他にも現役時代のチームメイト杉浦、ライバルの稲尾、王、長嶋
恩師である鶴岡監督についても手紙を書いている内容でした。
S1で見かけるノムさんも83歳という年齢を感じさせないキレのあるトークは健在ですが
やはり本も結構見方が面白いです。これだけ人を遺す事、話し好きな性格、頭脳明晰な部分は野球界の宝ですね。
まだまだ元気で解説、本の出版を続けて欲しいなと思えた今回の野村克也からの手紙についてでした。
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