井口監督の評価は無能か有能か?目指す野球はどんな野球?2019年開幕オーダーは?

こんにちはー!野球ブロガーのひらっちと申します。
さて今回はロッテの監督に就任して2年目の井口資仁監督について語ってみたいと思います。
現役引退して即監督になった井口監督ですが1年目を終えてどのような評価になっているのか。
今後目指していく野球とは一体どんなものになりそうなのか予想してみたいと思います。
目次
監督1年目は5位で終了。野手の成長は著しいが投手はどうか!?
ロッテを2013年から2017年まで5年間指揮した伊東勤監督から引き継いだのが去年2018年でした。今まで選手兼任監督の古田、谷繁氏、巨人も引退から即監督になった高橋由伸氏が結局優勝することなく、退任してしまった為、引退即監督は外から野球を勉強する機会もなく、難しいのではと思われているのが世間の声です。
野手の育成と走塁改革は成功
そして井口監督も開幕当初はルーキーの藤岡、菅野らを大抜擢するなどフレッシュな起用が話題となりました。
そして中村奨吾選手と井上晴哉選手を一人前に育て上げクリーンナップの選手として使えるメドが立ったのが2018年でした。
千葉マリン球場の広さと長打力が期待できないチーム状況だったので足を使った野球にシフトチェンジをした方向性は理にかなっているなと筆者も思いました。
就任会見で機動力を使った野球をすると公言した通り、核弾頭の荻野選手を1番に定着させ20盗塁、中村奨吾選手はチームトップの39盗塁をマークし、新人の藤岡も14盗塁、代走要員で日ハムから岡選手を獲得し12盗塁をマーク。失敗を恐れない積極走塁を1年間貫き通した年ではなかったでしょうか??
若手育成も熱心で期待の平沢大河選手も我慢強く起用し続け、成績は伴わなかったものの、112試合に出場させました。
課題の4番打者も伸び悩んでいた井上選手を年間で起用し続け.292 24本 99打点と堂々たる成績でレギュラー定着と4番育成に成功させました。
外国人選手は不発でしたが、日本の野球に馴染めるかなどギャンブル要素もあるので致し方ない部分はあったでしょう。
中村、井上の3.4番の定着。中村と筆頭にリーグ2位の124盗塁をマークした手腕は素晴らしいと思いますし、野手の起用、走塁面の強化、これからの若手育成に関しては有能と呼べるかもしれません。これからのマリーンズの方向性というのが見えた一年でしたし、打撃コーチでもあった金森コーチの力もあったのでしょう。中村選手もベンチが失敗を恐れず積極的に次の塁を狙う姿勢を見せてくれるから走りやすいといっていたようにベンチの姿勢が選手に積極性を生んだ為に好結果が出たと言っていいと思います。
チーム防御率は4.04とリーグ5位に低迷!?理由は?
伊東監督時代はある程度結果を出した投手陣でしたが、2018年はリーグ5位の防御率に低迷。
しかし新外国人のボルシンガー投手は13勝2敗防御率3.06と貯金を11個も作るなど一人気をはいたシーズンでした。
イップスの疑いがあった石川投手も終盤不調にはなったものの年間で9勝と復調しました。
しかし3番手以降の先発投手陣がピリッとしません。本来エース格である涌井も7勝9敗と2つの借金。
二木は4勝7敗、有吉は6勝5敗と実力はあるのに一皮向けない若手投手陣に期待し過ぎたのが誤算だったのかもしれません。
中継ぎも松永、益田と中堅、ベテラン陣ががんばりましたが年間投げ切ったのはこの2名だけであとの投手はピリッとしませんでした。
新外国人のシェッパーズも期待の活躍ができず、内が抑えをやる事になりましたが、防御率3.84と抑えの数字としては正直物足りない数字が残りました。
得点が期待できないので終盤以降西武、ソフトバンクのような打ち勝つ野球ができず、投手力もそこそこというレベルではなかなか勝つことは難しいと言えますね。やはり3番手以降の先発陣のレベルアップと中継ぎ、抑えがもうひと段階レベルアップしないと今年も厳しい戦いが強いられそうです。
これからのマリーンズを支える投手というのも2018年は見受けられなかったので計7名もの投手をドラフトで獲得しました。大学生投手3名を獲得した所を見るとやはり即戦力投手を求めている部分があると感じますね。
井口監督も怪我人が出た夏場以降下降線を辿ってしまった点を課題に挙げており、投手陣の選手層の底上げという部分でのドラフト補強と言えるでしょう。
2019年はどういう戦いを目指す?やはり外国人野手の活躍は不可欠!?
2018年は井口監督が目指す機動力野球の1年目。基礎を作る年でした。
まずはレギュラー選手を固定して使うという方針だったようで
中村、井上、鈴木大地、田村、藤岡、角中、荻野と7名をほぼ固定して起用していたように思えますが
やはり荻野の離脱というのが大きかったのでしょう。ポテンシャルはレギュラーレベルとはいえ元々故障の多い選手で年間での出場が難しいのであればポスト荻野を育てていくしかないでしょう。
ドラフト1位とはいえば高卒の長打が売りの安田、走攻守3拍子揃った大型外野手藤原がレギュラーに定着するにはまだ年月を費やしそうなので、準レギュラー選手の加藤、菅野、清田で荻野のバックアップとして起用するかがカギとなるかもしれません。
課題の長打力ですがやはり外国人に頼らざる得ません。去年は貧打にも関わらず獲得したのはドミンゲス、ペゲーロ選手で2人とも日本の野球に馴染めず全く活躍できませんでした。
そのことから日本野球を知り尽くしたレアード選手を獲得。打率こそ低いものの過去に本塁打王を獲得した程の長打力の持ち主。そしてメジャー通算35発のバルガス選手を獲得。
この2人で45-60発、160打点以上稼いでくれれば、チーム78発で終わってしまった課題の長打力も解消されるでしょう。
ZOZOマリンスタジアムも改修工事が行われ、ホームランテラス(ホームランラグーン)が設置され、今年はホームラン増に期待したい所です。
ロッテの開幕オーダーを予想!?期待の安田はいつから一軍へ?
補強、育成も順調に進みスローガンは「マウエ」に決まったロッテマリーンズ。
2019年の開幕オーダーが楽しみですが筆者の独断と偏見で予想をしてみたいと思います。
1.中村(二)
2.荻野(中)
3.角中(左)
4.井上(一)
5.バルガス(DH)
6.鈴木大(右)
7.レアード(三)
8.田村(捕)
9.藤岡or平沢(遊)
このようなオーダーになるのではと予想してみました。
バルガス、レアードを獲得したことによって3番だった中村を1番に持ってこれるのが利点でしょうか。
アベレージヒッターの角中を3番に置き井上、バルガスでランナーを返すのが理想ではないでしょうか?
9番は足が速い藤岡が基本になると思いますが、調子次第によっては平沢のスタメンもあり得ますね。
去年よりは強化された野手陣ですね。やはりバルガスとレアードの加入は大きいと言えます。
開幕投手は基本涌井だとは思いますが、去年活躍したボルシンガーと石川の可能性も捨てきれないので開幕投手はこの3名の内いずれかになるでしょう。
まとめ
さて井口監督の目指す機動力野球と戦力分析、課題、そして開幕オーダーまでお伝えさせて頂きました。
野手陣に関しては課題の長打力不足解消と、藤原をドラフト1位で獲得できたことにより2.3年後の楽しみもできた。まさに今はそんな状態ではないでしょうか?井口監督のやはり人を惹きつけるカリスマ性というのが、戦力補強やホームランテラス設置などのフロントの動きに良い働きを見せてくれていると思います。センターラインもだいぶ強化されました。あとはやはり投手陣の強化でしょう。去年は若手が伸び悩んだので新たな即戦力投手(
東妻 、小島、中村投手)から一軍に定着する選手、新外国人(ブラントン、レイビン投手)からしっかり投げてくれる投手が出てくれば上位進出も可能な位置につけてくると予想しています。是非ロッテの躍進に期待したい2019年ですね。そうすればおのずと井口監督の評価も上がってくることでしょう。