2019セリーグ打点王候補を予想!歴代最多は誰?岡本・筒香・バレンティンか?

こんにちはー!どーも野球ブロガーの”ひらっち”と申します!さてさてオープン戦も始まり、どのチームもクリーンナップ候補が徐々に決まりつつある時期になったと思います。
今回はセリーグの打点王を獲得しそうな選手を予想したいと思います。
2019年たくさんの打点を稼いでチームに貢献してくれる選手は誰なのでしょうか?
チーム状況、打線を見ながら、打点が稼ぎやすいチーム、得点圏打率が高い選手などを見ながら候補を筆者なりに捻り出して書いていこうと思います。
目次
2010年代歴代受賞者はこちら!歴代最高、最多はセリーグで誰?
さてではまず2010年代のセリーグの打点王獲得者を見てみましょう!
2010年 アレックス・ラミレス(巨人) 129打点
2011年 新井貴浩(阪神) 93打点
2012年 阿部慎之助(巨人) 104打点
2013年 T.ブランコ(DeNA) 136打点
2014年 M.ゴメス(阪神) 109打点
2015年 畠山和洋(ヤクルト)105打点
2016年 筒香嘉智(DeNA) 110打点
2017年 J.ロペス(DeNA) 105打点
2018年 W.バレンティン(ヤクルト) 131打点
DeNAが3回、阪神、巨人、ヤクルトの選手が2回受賞しました。外国人がタイトルを独占しているかと思いきや
筒香選手、畠山選手、阿部選手など現役選手も過去受賞しています。
歴代TOP5の打点王はこちら!!
1936年から始まった80年以上にわたるプロ野球の歴史の中で打点王ランキングトップ5を見てみましょう。
1.1950年 小鶴誠 (松竹)161打点
2.1999年 ロバート・ローズ(横浜) 153打点
3.2005年 今岡誠(阪神) 147打点
4.2006年 タイロン・ウッズ (中日)144打点
5.2013年 トニー・ブランコ(DeNA) 136打点
という数字が残りました。筆者が推測するにはこの時代は打高投低の時代だったといえるかもしれません。
小鶴誠選手が活躍した1949年、1950年は100打点以上をマークした選手がたくさんおり、松竹ロビンスは年間得点数が825点もあったと言いますから驚きです。
2005.2006年は飛ぶボールが主流でどこのチームも二塁打、本塁打が打ちやすくなっていた時期なのでと推測。
今岡のような突然変異で147打点も稼ぐ打者が出てきました。ロバート・ローズの153打点も驚異的ですが、それだけ1.2.3番の出塁率が良かったというのが大きいでしょう。去年の打点王バレンティンもやはり坂口、青木、山田が共に.310以上の高打率をマークしたからこそのこの131打点だったと考えられます。
なので自身のチャンスの強さ、成績だけでなく、その時の打線の調子にもよるのも左右されるといえます。
打点王を獲るには運の力も必要ということでしょう!!
歴代最多受賞者は?ランキングを見てみよう!
ではセリーグで過去歴代最多で受賞した選手を見てみましょう。それだけ長く活躍した証でもありますし。
1.王貞治(巨人) 13回
2.長嶋茂雄(巨人) 5回
3.アレックス・ラミレス(ヤクルト・巨人・DeNA)4回
4.山本浩二(広島)3回、松井秀喜(巨人)3回
というランキングになりました。やはり王貞治さんがダントツに多いですね!!
1960年代、1970年代のセリーグがいかにONが独占していたかがわかる数字になっています。
広島カープで打点王候補者は鈴木誠也?バティスタの可能性も?
広島で打点王を獲得しそうなバッターの第一候補はやはり若き4番鈴木誠也選手でしょう。
もちろん、田中広、菊池選手の出塁率、走力の高さのおかげで稼げている部分ももちろんあるでしょう。
あとは今年の3番打者が誰になるのかも重要になってきそうです。去年は130個の四球を稼いだ丸選手がいなくなってしまうので、長野選手なのか、バティスタ選手なのか、松山選手なのかによって鈴木選手の打点も変わってきそうです。実際3年間の数字を見てみると…
2016 129試合 95打点 (.346)
2017 115試合 90打点 (.306)
2018 124試合 94打点 (.276)
安定して90打点以上をマーク、しかし得点圏打率はそれ程去年は高くなかったようです。
打点王を獲得するには100-120打点は必要だと思うので、田中選手、菊池選手が好調を維持できるか、出塁率が高く足の速い3番打者を置くことが鈴木誠也選手の打点王を獲得する道筋になるきがします。
ヤクルトはバレンティンと山田哲人が候補?畠山は厳しい?
ヤクルトといえば今年もバレンティンが爆発しそうな気がしています。
去年は途中まで山田が1番打者でしたが、その山田が調子をあげると坂口が1番、青木が2番、山田が3番という打順が定着しました。去年は小川監督、宮本ヘッドコーチが就任した為、ケツに火がついたのでしょうか?
過去3年間のバレンティンの打点数と得点圏打率を見てみましょうか?
2016年 132試合 96打点 (.253)
2017年 125試合 80打点 (.252)
2018年 142試合 131打点 (.308)
明らかに2018年が試合数、打点数、得点圏打率共にアップしています。
それだけバレンティンに気分のムラがあるのか、得点圏のランナー数が増えた結果なのかもしれませんね。
坂口、青木、山田が今年も好調を維持した場合はバレンティンの2年連続打点王の可能性も高くなりそうです。
さてその前の3番を打つであろう山田哲人選手はどうでしょうか?
過去3年間の打点数、得点圏打率を見てみると…
2016年 133試合 102打点 (.299)
2017年 143試合 78打点 (.271)
2018年 140試合 89打点 (.300)
2017年はチーム、自身共に大不振だったので致し方ないでしょう。しかし去年は89打点と1番打者を多く打ったので打点数はそれ程稼げていない印象です。やはり100打点以上稼ぐには3番打者として定着する事が大事なのかもしれません。
畠山選手はかつての打点王ですが、2015年をピークに近年は故障、不振に見舞われ、37歳と大ベテランの域に差し掛かる時期なので今年は出場機会を大幅に減らしてしまうかもしれません。打点王を獲得するには厳しい状況と言えるでしょう。
という事で2019年の最有力候補はヤクルトならバレンティン、山田哲人3番定着という条件で第二候補として出てくるかもしれません。
巨人は岡本が最有力!ゲレーロとビヤヌエバはチャンス弱い?
さて巨人ですがやはり3割30本100打点をマークした岡本和真選手が最有力候補でしょう。
去年の成績を見てみると…
2018年 143試合 100打点 (.342)
得点圏打率が高く、去年は坂本、マギーが得点圏のランナーにいたのが大きかったと言えます。そして今年は
丸選手が加入して2.3番を打つ可能性が高くなったのでさらに打点を稼げる可能性が出てきました。
去年のような好調を維持できれば100-120打点くらい稼げるかもしれません。
それ以外の候補に丸、ゲレーロ、ビヤヌエバなどが挙がってきますが
丸は90→92→97打点と安定して打点を稼いできました。
今年3番に座ることになれば坂本、吉川の出塁率によって打点数が伸びるかもわかりません。しかし原監督が2番構想を持っていてこれにより打点数が減少する可能性も秘めているのでチームの使い方によっては打点数が思ったよりも伸びない可能性もあります。
そして5.6番を打つことになるゲレーロ、ビヤヌエバですがどうでしょうか?
ゲレーロの得点圏打率を見てみると…
.258→.203と中日時代も決してチャンスに強い打者ではありませんでしたが巨人に来てさらに悪化しています。
好調時でも75-85打点程度に留まるのではと筆者は予想しています。
新加入のビヤヌエバ選手も大リーグ時代の成績が.236 20本 46打点と決して打点を稼ぐというタイプでもなさそうなので
この2人がブレーキ要素にならないか懸念材料ともいえるでしょう。
DeNAはロペスがチャンスに強い?クリーンナップの打点数、得点圏打率は?
DeNAは筒香を筆頭にソト、ロペス、宮崎と4名のクリーンナップがいるので4名とも打点王を獲得する可能性は十分あると言えるでしょう。
まず筒香選手ですが過去3年間を見てみると…
2016年 133試合 110打点 (.393)
2017年 139試合 94打点 (.326)
2018年 139試合 89打点 (.237)
2016年は得点圏打率が高く頼もしい4番打者という感じがしましたが2017年はWBCの影響が響き前半戦は大不振だったため、94打点止まり、2018年は38本塁打で復調したかに見えましたが打点は89と筒香にしては満足といえる数字ではなかったようです。得点圏打率も.237とレギュラー定着以降自己最低となりました。
今年はかつての勝負強い筒香選手を取り戻せるかがカギとなるでしょう。1.2番の出塁率が低いと言うのも打点を上手く稼げない理由にも当てはまってくると思うので、桑原、大和、梶谷、神里がいかに塁を掻き回すかが筒香選手の打点数に関わってきそうです。
そして去年41本塁打でホームラン王に輝いたソト選手ですが打点数は95打点、得点圏打率も.298と決して悪い数字ではなく、今年も去年のような安定した成績を年間で残せれば打点も100-130位稼げるのではないでしょうか?
その位のポテンシャルを秘めたバッターと言えるでしょう。
そして去年は怪我で77打点に留まったロペス選手ですが得点圏打率は年々上がっており
.283→.323→.313とDeNAに来てから安定しています。
打点数もここ3年間で95→105→77と去年は怪我もありポテンシャル通りの数字ではなかったと言えるでしょう。
年間通して出場できれば95-110打点稼げる打者と言えます。
そして2年前の首位打者宮崎選手ですが意外と打点数は少なく、2017年は62打点、2018年は71打点で終わりました。得点圏打率は悪くなく、.291→.317と上昇しています。
打点王候補とまではいかなくとも今年は30本90打点は期待したい所です。
中日はビシエドが候補?他に打点を稼げそうな打者はいる?
去年は打線に復調の兆しを見せた中日ですが、平田、アルモンテ共に得点圏打率が高いですがアベレージヒッター、中距離タイプで100打点以上を記録する打者とは考えにくい。なので2019年もビシエドに期待したい所でしょう。
2016、2017年とまるで違う打者でした。得点圏打率は.232→.196→.350と一気に上昇。
打点数も68→49→99と一気に上昇。
去年の成績がマグレだったのか、それともさらに上昇していくのかビシエドが本物になれるキーポイントの年と言えそうです。さらに打点数を増やすには平田、京田、大島の出塁率がカギとなりそうです。
阪神はマルテの大化けに期待!?大山はチャンスに弱い?
阪神には長距離砲がいないので糸井、福留のようなベテランの打者に期待したい所ですが、打点王を目指すとなるとパンチが弱いのでやはりここは新外国人マルテ選手に期待したい所です。長打力と守備には定評があるようですが
確実性となるとどうでしょうか?大リーグ時代は最高で.252 15本 44打点
3Aでも年間で80.90打点をマークした経験がなく、年間通してクリーンナップを任せられるかまだまだ疑問符が付きます。しかし27歳と若く伸び白がある選手だと思うので、日本の野球に適合することができるかがカギとなるでしょう。
あと打点を稼ぐ候補といえば大山になるのではないでしょうか?
得点圏打率は.317→.212と下降してしまいましたが、打点数は38→48とやや上昇し、飛躍の3年目となりそうです。元々はチャンスに強いタイプだと思うのでここで一気に25本90打点くらい稼げる打者になりそうか期待したい所です。
まとめ
各球団の打点王候補を語ってきました!
やはり打点を稼ぐには1.2番の出塁率と走力が高いことが大事という事が言えるでしょう。
それと自身のチャンスの強さ、長打力で一気にランナーを返すパターンが作れれば打点王を獲得するチャンスが大きくなりそうです。
そんな要素をクリアしたと仮定して下記に予想させて頂きました!
本命 バレンティン、筒香、岡本
対抗 丸、鈴木誠、ソト、ビシエド、山田哲
穴 宮崎、ゲレーロ、ビヤヌエバ
大穴 マルテ、大山、アルモンテ、畠山
普通にいけばバレンティンが最有力候補でライバルが筒香、さらなる飛躍が期待の岡本になると予想。
丸と山田哲は打順が3番なら可能性あり。
穴、大穴はかなり確率は低いですが、去年のビシエドパターンも可能性としてはゼロではないのでここから
意外な打者が出てきたら面白いシーズンになりそうです。