12球団の監督の評価2018ランキング!実績のある名将は誰?2019年次期監督候補は誰になる?ここ20年で監督歴の長い人は?

こんにちはー!12球団野球ブロガーのひらっちと申します!さてさてペナントレースもほぼ優勝チームも決まりそうですが
セリーグなどはまだまだ混戦が続いており、クライマックスシリーズはどの球団が出るのかなどが注目の的になっている時期かと思いますが、今回は12球団の監督の評判、評価などを語っていきたいと思います。
プロ野球の世界は結果が全てだとよく言われていますが、果たして本当にそうなのでしょうか?
強いチームの監督が必ずしも評価されるものなのか、あと来年の監督の人事、過去の20年の監督についてなども語りたいと思います。
目次
- 1 広島の緒方監督は名将?V3確実なのにそれ程名前が挙がらないのは?前任ノムケンの功績も大きい?
- 2 2018年のヤクルトの評価はうなぎ上り!小川監督は地味だがコーチが優秀!?野村ID野球の継承なるか!?
- 3 巨人は今年から育成を進めている?やはり高橋監督では役不足?長所は何なのか?
- 4 阪神は金本監督3年契約の1年目、育成はやはり難しい?コーチのテコ入れを期待!?
- 5 DeNAは投手陣崩壊で下位に低迷!打線は好調だけに投手陣の整備が大事
- 6 中日は打撃のチームに変化?投手陣が全く育っていないのでコーチのテコ入れとドラフト戦略が肝
- 7 西武辻監督は田辺野球のアレンジャー?打線が投手を育てる異端なチームを作り上げる
- 8 ソフトバンクは勤続疲労で故障者続出も!?2位まで引き上げたのは底力があるから?
- 9 今年は最下位候補も前半戦は大健闘!大谷の穴を埋めたのは外国人?
- 10 オリックスは軒並み打線が湿りがち。期待した選手がことごとく絶不調だった福良野球
- 11 ロッテ井口監督1年目は上々の年、アジャ井上を覚醒させ、中村も活躍!
- 12 楽天は梨田監督が途中辞任し平石監督代行するも来年は白紙!
- 13 12球団の監督の評価を独断と偏見で挙げさせて貰うと
- 14 次期監督候補は誰?名将と呼ばれたここ20年の監督は?
- 15 1位はやっぱりノムさん 1565勝
- 16 2位は星野仙一さん 1181勝
- 17 3位落合博満さん 629勝
- 18 4位 原辰徳さん 947勝
- 19 5位 梨田昌孝さん 1005勝
- 20 まとめ
広島の緒方監督は名将?V3確実なのにそれ程名前が挙がらないのは?前任ノムケンの功績も大きい?
2015年~2020年のプロ野球を語る時今後語られそうなのが広島カープの強さですよね?
プロ野球の監督ってやっている時はそれ程評価されなくても後々になって数字を見ると凄い監督さんだったんだなーと語られる事が多い気がしています。
特に緒方孝市監督というのは評価の難しい監督とも言われています。
現在就任4年目でリーグ制覇3度を成し遂げようとしている数字だけ見れば名将という栄誉を与えられてもおかしくないでしょう。1年は期待もむなしく4位に終わりましたが、なるべく怪我をさせないようにうまく併用したり、競わせたり
田中、菊池、丸、鈴木と不動の1-4番を固定し作り上げたのは功績称えられると思いますし
投手のやりくりも毎年のように好不調の波は激しいものの、黒田→ジョンソン→野村→大瀬良と
うまくやりくりできているバランスの良い王道系の監督さんだなーという印象ですね。
逆に癖がないからあまりメディアというか監督として表に出てこない部分なのかなーとも思いますが、ある意味王道というのは
それ程マスコミも注目されませんからある意味野球に集中しやすい部分もあるのかもしれません。
広島の野球といえば完成されたのが70年代中盤~80年代中盤でした。これが広島の黄金期でした。
投手陣ですと北別府、大野、川口という先発3本柱、野手は衣笠、山本浩二という3.4番でどこからでも走れる打線でした。
この幻影というかこの伝統の広島野球をベースにしたのが今の2010年代の広島野球の気がしてなりません。2010-2014まで
指揮した野村謙二郎監督も強い広島を目指すべく、育成に力を入れていましたし、この頃鍛えた選手が育ってきたというのも強さの理由でしょう。桃栗3年柿8年と言いますが、2010年から始まった改革がようやく8年で実ったのが今年のような気がしてなりませんね。来年も緒方監督は続投濃厚ですが、来年は長年の勤続疲労から故障が出るリスクが高そうな年なので
そこをどう踏ん張るかが鍵となってきそうです。あとは丸のFAや新井の引退などが尾を引かない事でしょうね。ドラフトで獲得する選手なども重要になってくる2019年になりそうです。
2018年のヤクルトの評価はうなぎ上り!小川監督は地味だがコーチが優秀!?野村ID野球の継承なるか!?
今年2位に躍進したヤクルトですが、去年の真中監督の悲惨なチーム状態からすると、まさに小川監督の手腕といってもいいでしょう。第一政権の時もチームを立て直すのが上手い監督さんでしたし、ヤクルトの長所である打ち勝つ野球、故障者を増やさない。投手陣の整備が進んでいるチーム状況な気がしますね。元々ヤクルトの野球の根本といえば、野村監督が作ったと言っても過言ではありません。
90年代のヤクルトといえば古田を中心にしたデータを駆使した頭を使うID野球でしたが、他球団のダメになった選手を再生させる野村再生工場というのも売りでした。しかしこの頃から故障が多いチーム状況でそれもある意味負の伝統となって引き継がれていきました。その頃選手だった小川監督、宮本ヘッドが野村野球を継承したといっても過言ではないかもしれません。
とはいえやっている野球は野村監督の時代とは違う野球に見えますね。集まっている選手も違いますし、
打線は坂口、青木、雄平とアベレージヒッターが多いので昔の横浜ベイスターズのようなマシンガン打線に近い臭いも感じます。あとは大型野手の村上も将来的に4番を打つ可能性もありますし、野手に関しては希望が多いと言えます。ただ投手陣は未だ課題は多いですが、中継ぎ、抑えは中尾、近藤、石山を使いだいぶ整備されてきた感があります。
あとはドラフトやトレードなどで良い先発投手を獲る事じゃないでしょうか??正直、小川、ブキャナンだけの2本柱では状況では厳しいので投手陣の底上げが来年の課題となってくるでしょう。小川監督は宮本ヘッドの繋ぎといえますので
ここで投手陣をうまく整備して宮本ヘッドにバトンタッチできれば2020年代のヤクルトは明るいかもしれません。
巨人は今年から育成を進めている?やはり高橋監督では役不足?長所は何なのか?
今年3位の巨人ですが終盤負けが込み、下手したら最下位まで落ちる可能性を秘めている現状ですが、明るい話題も
増えてきました。特に今年は若手育成に力を入れた結果。岡本が急成長し3割30本をマーク。ジャイアンツの4番を作り上げました。その他守備の要の吉川尚が急成長。重信も打撃のコツを掴んだのか外野のレギュラーを獲得。
この3名がジャイアンツの1.2番と4番を作ったという事で引っ張っていく存在になれるかでしょうね。
投手陣はというと今村が急成長し6勝をマークしましたが、それ以外は特に台頭はありませんでした。
やはり田口の不調が尾を引いた感じでしょうね。中継ぎも上原はピークを過ぎていますし、澤村、カミネロは制球難を克服できず苦戦が強いられました。今後は投手陣の整備が最重要課題といえそうです。
あとは監督である高橋監督の采配は疑問を呈する事が多いような気もします。果たして高橋監督、巨人の野球って何なのというのが見えてこないんですよね。来年も育成を推し進めるのであれば、ドラフトで戦力となる投手陣を獲るか、はたまたFAで投手を獲得する事になると思いますが、やはり厳しさというものが巨人には足りていないと思いますので落合や川相あたりの厳しい監督をおススメしたいと思います。
阪神は金本監督3年契約の1年目、育成はやはり難しい?コーチのテコ入れを期待!?
さて金本体制になって3年目ですが、今年はロサリオを獲得し猛虎打線の復活が期待されましたがフタを空けてみたら
貧打の連続で、ベテランの糸井と福留に頼らざる得ないチーム状況が続いています。
打線がダメなら投手に期待をしましたがメッセンジャー以外は安定感に欠け、小野や才木を育てるという年にシフトチェンジしていきました。中継ぎも去年ほどの安定感は見られずといったチーム状況でしょうか?
まだまだ課題点が多い阪神ですが、元々甲子園という広い球場を使っている訳ですからやはり投手陣を中心とした野球で緻密な野球を進めた方が良い気もしますね。
阪神の野球って誰が作ったのといえばやはり、野村、星野監督の時代までさかのぼります。
特に星野監督の時代にたくさんの選手を総入れ替えし、チーム自体を変えた事でガラっと変える事に成功しました。
これは中日時代に培った監督術を阪神で応用した形になりますね。これが阪神の唯一の成功例といえます。
なのでまだ監督して実績のない金本監督の目指す育てる野球というのは新しい野球といえるでしょう。元々育成するという土台が阪神にはないからです。広島の野球を阪神に持ち込むというはやはり賛否両論がある気がしますね。
ですので根付くまでが7.8年かかるかもわかりません。そのくらいの長いスパンを持って阪神タイガースというチームを改革できるのかはフロントにもかかってくると思います。監督だけでなくチーム総体性でコーチをガラッと変えて優秀な人材を入れる事が育成する点では必要不可欠な要素かもわかりませんね。育つといっても素材の良い選手を集めない事には育つものも育ちませんのでドラフト自体も大事になると思われます。
DeNAは投手陣崩壊で下位に低迷!打線は好調だけに投手陣の整備が大事
今年はラミレス監督になって3年目という事で外国人特有の考え方だったり、日本風の奇策を駆使したりと
監督としての色は出せている気がしますが、今年は投手陣の崩壊がすべてだったといっても過言ではないでしょう。
去年は中継ぎ陣が不調だったので井納を中継ぎに回すことでそこの循環を良くする作戦でしたがそれが裏目に出てしまいました。逆に先発の層が薄くなり、今永、ウィーランド、濱口といった先発三本柱が怪我などで絶不調。この3名の不調が尾を引いた形となっていまいました。そこを京山や東といった若い力で補うも上手くいかず、先発投手崩壊が顕著に出た1年間だったと思います。打線はやはり1.2番を固定できなかったのが痛かったでしょうか?
梶谷が故障がちで桑原をうまく使う事ができなった点はあったにせよ、大和、ソトの加入で内野陣の層は厚くなりました。
ラミレス監督の後任も考えられていますが、ここは我慢の時期ではないかと筆者は考えています。なんせあの弱いDeNAというチームを2年連続3位まで押し上げたのですから、1年単位ではなく過去2年間の実績も加味して評価してあげるべきではないでしょうか?何故ならDeNAはラミレス監督を筆頭に今まで奇策でのし上がってきた球団だからです。
2012年から中畑監督に就任し明るいチーム、育成のチームで雰囲気を変えてきました。それまでの1990.2010年代の横浜とは野球観がまるっきし違うのです。なのでOBを中心として人選には疑問符が付きます。佐々木、三浦らの名前が挙がっているようですが、DeNAという現在のチームカラーを考慮するなら、外部招へいが適切ではないかなと思いますね。
中日は打撃のチームに変化?投手陣が全く育っていないのでコーチのテコ入れとドラフト戦略が肝
中日といえば全く明るい話題がここ数年ありませんでした。高木監督→谷繁監督→森監督と推し進めてきましたが
投手陣は低迷を辿る一方でそろそろ山本昌、川上憲伸などのOBをコーチに添えてテコ入れが必要な時期が来ている気がします。
特にガルシア、松坂に頼っているようでは将来の中日が見えてこないからです。育つまではFAで大物を獲得する戦略もありかもわかりませんが、果たして中日にそれ程の魅力があるのでしょうか?
逆に打撃陣は好調で平田が遂にアベレージヒッターとして開花、ビシエドの覚醒、アルモンテの獲得
外国人という軸ができたことで平田、周平、福田といった6.7番を打つような中距離タイプの選手が活きてきた気がしますね。
これはナゴヤドームといった広い球場の野球を考えたら理に適っていると思いますし、やはり名伯楽の土井打撃コーチの指導力というのも大きいのでしょう。ただ高齢なので今後何年やるか分からない部分はありますね。
森監督は采配という面では疑問符がつくものの、外国人や優秀なコーチを連れてくる人脈力に優れているのでこの能力をどう活かすかが今後の中日浮上のカギといえそうです。ともあれまずは投手陣の整備と底上げが最重要課題といえるでしょう。
西武辻監督は田辺野球のアレンジャー?打線が投手を育てる異端なチームを作り上げる
今年西武が優勝するなんて誰が予想しましたか?(笑)ソフトバンクの圧倒的戦力と牧田、野上の放出で投手陣が弱体化し
Bクラス転落の危機もありましたが、予想をはるかに覆す好成績で優勝間近な西武。やはり一番の功績は辻監督の就任ではないでしょうか!?辻監督といえば現役時代からいぶし銀として活躍、あの野村監督からも絶大や評価をされるなど
あの伝統の広岡、森野球をベースに野村ID野球、王、落合監督の下にも就き、あらゆる野球を吸収してきました。
その影響が随所に出ている気がするのは源田や外崎の抜擢ではないでしょうか!?このように守備の良い選手、足の速い選手を上手く使うのが広岡、森、落合のような野球でした。たぶん辻監督の根幹はそれな気がします。
そして最大の長所である西武打線を上手く盛り立てる。これはダイエー時代の王監督の野球に似ている気がします。
山川を4番に抜擢、森を正捕手として機能させるなど、抜け目のない打線を作り上げました。まさに小久保と城島の幻影を追うかのように…
そして投手陣は榎田をトレードで獲得しいきなり10勝させるなど活躍させました。このあたりは野村再生工場に似ていますね。
まさに元々あった前任者の田辺監督の野球の豪快さを継承しながら辻監督風にアレンジしたのが今の西武の野球な気がしますね。逆にアレンジ力でこれだけ良くなるなら辻監督は優れたアレンジャーといえるでしょう。
今後は投手陣の整備が急務ですが、森、秋山、源田とセンターラインが固定化されているので来年も西武打線は止まらない勢いで打ち続ける気がしていますね。
ソフトバンクは勤続疲労で故障者続出も!?2位まで引き上げたのは底力があるから?
さて去年圧倒的な強さで優勝を勝ち取った工藤監督率いるソフトバンク野球ですが、今年は苦しいシーズンとなりました。まずはサファテなど抑え、中継ぎの崩壊が大きく、さらには東浜、武田の絶不調など先発陣も歯止めが効かなくなるくらい機能していませんでした。
そしてソフトバンク打線も柳田以外は低打率でホームランで打ち勝つしかできないくらい悪化の一歩を辿っていました。
秋山が築き上げたソフトバンクの野球を工藤が食いつぶしているなどと批判も多かった今シーズン。
しかし終盤に近づくにつれ徐々に追い上げてきたソフトバンク、この辺りの底力は流石だなと思わざる得ないですよね。
今年は石川を中心に千賀、バンデンハーグも本調子とは言わないまでも二けた勝利。
サファテ投手の穴は森投手、岩嵜投手の穴は加治屋投手で補いました。
去年ほどの中継ぎの酷使もなく改善はされてきているようです。野手もレギュラー陣が軒並み不調だったものの
上林は.273 21本と将来クリーンナップを任さられるくらい伸びてきましたし、レギュラー陣の不調もグラシアル、牧原、福田、川島と様々な選手を使って補ってきました。
今年のソフトバンクの野球はまさにマイナスになった部分をいかに補うかに集約される気がしました。
好調の選手がほとんどいない中でみんなの力で補う野球で2位まで上がってきたのは評価できるのではないでしょうか!?
工藤監督も采配の面で叩かれやすいですが、それはどの球団も一緒で、故障者続出の中よくやってと祟られても良い気がする2018年のソフトバンクでした。
今年は最下位候補も前半戦は大健闘!大谷の穴を埋めたのは外国人?
今年は大谷が大リーグに行き、抑えの増井も抜けてしまい、相変わらず抜ける選手が多いチーム状況ですが
前半戦は2位ターンと大健闘し、栗山監督の手腕が評価され来年は8年目のシーズンに突入しそうです。
今年の日本ハムを振り返ってみると投手陣の整備が思ってたより進んだことではないでしょうか?
マルティネス、上沢投手が二けた勝利と大谷の抜けた穴を感じさせないような活躍。
増井の抜けた穴は序盤はトンキン投手、そして石川直也投手で補いました。
中継ぎも宮西、公文が安定感抜群で、選手層は薄いながらも好成績をおさめてくれた事がAクラス入りを決める要因にもなりました。
野手に関しては去年不調だった中田、中島あたりが復調したのが大きかった気がしますね。前半戦は絶不調だった西川も夏場くらいから打ち出しましたし、終わってみたらレギュラークラスの選手が軒並み自身のポテンシャルを発揮できたのがチームの安定に繋がって気がしています。近藤選手も今年は年間とおして.326打ちなど活躍してくれましたからね。
大きな故障者が出なかったことが大きい部分でしょう。
育成に関しては思った程若手が伸びてこなかったかな感が強いですね。
期待された横尾は低打率にあえいでましたし、大物ルーキーの清宮もアルシアを押しのけてまでという成績ではなかった。
去年活躍した松本の不調、大田の例年通りの故障離脱など、レギュラーを掴み取ろうというラインの選手があまり活躍でき鳴ったがさらなる爆発力が出なかった原因かもわかりません。
オリックスは軒並み打線が湿りがち。期待した選手がことごとく絶不調だった福良野球
オリックスはまさに打てなかった。レギュラー選手が活躍しなかったに尽きるでしょうね。
先発3本柱の金子とディクソンが絶不調
去年活躍した主軸、T-岡田、マレーロ、ロメロの絶不調が特に大きかったように思えます。
これらの選手を補う選手が出てこなかったのも誤算でしたね。
野手は吉田正尚が3割22本で孤軍奮闘したくらいで、後半戦からルーキーの福田や小田などを起用し足を使った野球を絡めてはきましたが、低打率に苦しんでいる内に終わってしまった感がありますね。来年は打てる外国人とアベレージヒッターの獲得など、課題点が山積みなオリックス打線。
しかし投手陣は割と期待がもてる2018年でした。途中離脱はしたもののアルバースは9勝、ルーキーの田嶋は6勝と潜在能力を見せ、今までのオリックスとは違う面を見せてくれました。
崩壊していた中継ぎ陣も澤田、吉田、山本由伸が機能。とくに山本は安定感抜群で、今後将来抑えのエースになる可能性を秘めた投手といえそうです。日ハムから移籍した増井も自身のポテンシャルを発揮し32Sをマーク。
今年は打線の低迷に尽きるといってもいいオリックスの現状でしたが、来年福良監督がやるのかは不明。
後任も候補が少ないのでOBに絞らず優秀な実績のある落合、梨田、もしくは外国人監督を呼ぶなど刺激剤が欲しい所です。
ロッテ井口監督1年目は上々の年、アジャ井上を覚醒させ、中村も活躍!
さて12球団の中で実は注目していたのが井口監督率いるロッテでした。就任した時にアメリカと日本の野球の融合をテーマにと言った事を覚えていて、とてもワクワクさせられた記憶があります。伊東監督時代はAクラス入りを何度も果たすなど投手陣のポテンシャルは高かったので、あとは野手陣かなと思っていました。
井口監督の良さはやはりどういう野球をするのか分かりやすい点でしょうか?千葉マリンスタジアムという特徴を活かした足を使った野球で荻野、中村、ルーキーの藤岡を筆頭に控えの選手も走りまくりました。西武に次ぐ114盗塁は評価されてもいいでしょう。
あと長年の課題であった長打力不足に関してはようやくアジャこと井上選手が開花し.292 21本88打点という好成績をマーク。
ようやくロッテの和製大砲を育てる事ができました。コーチの金森氏も長打力のある打者を育てる事に定評がありましたから
これからは和製大砲の呼び名が高い安田選手の育成にも注目ですよね!!
外国人も外れが多いので育成に重きを置いた一年でしたが、走れるチームに変革した事、中村、井上の軸を作った事は評価されてもいい気がします。
投手陣も新外国人のボルシンガーが13勝、石川も9勝と復調。それ以外は伊東監督の時代と変わり映えはなく、今までの投手をうまく起用した2018年となりました。
成績自体はそれ程振るわなったものの、井口監督の目指す野球が見えるのでファンからの評価も上々なようで来年はさらなるグレードアップが望めるのか注目したいですね!
楽天は梨田監督が途中辞任し平石監督代行するも来年は白紙!
さて最下位に低迷する楽天ですが、今年は外国人の不調による得点力の低下が一番ではなかったでしょうか?
元々打力が弱かったのでペゲーロ、ウィーラー、アマダ-という3人体制で補ってきましたが、今年はその核となる3名が不調の為、点が取れず投手もしびれを切らし負けが込むというのが大きかったかなと
去年活躍した福山、松井が軒並み絶不調と読めなかった部分も多かった気がしています。
ドラフトでは良い選手を獲っているように思えたので若手の爆発があれば急浮上するような気もしますが、2018年は期待の若手で出てきたのが田中和基選手くらいでした。若手というのは未知数な部分が多いので中堅やベテランの方が安定して成績を残してくれる気がしますね。若手、外国人に足を引っ張られたシーズンになり、平石監督の後任は誰になるかも注目したいところです。石井一久氏をGMに持って来たのでヤクルトや西武から人材を集めるか、大リーグのパイプもあるのか注目したい所ですよね!
12球団の監督の評価を独断と偏見で挙げさせて貰うと
S 辻監督
A 緒方監督、栗山監督、小川監督
B 工藤監督、井口監督
C ラミレス監督、平石監督、
D 森監督、福良監督、金本監督、高橋監督
といった所でしょうか?
あれだけの投手陣なのに勝てる辻監督にSランクをつけさせて貰いました。ソフトバンクの追い上げも跳ね除けたあたりの手堅さも評価が高いです。
あとAは去年下位チームからAクラスに押し上げた栗山監督と小川監督の手腕も評価するべき所でしょう。
今年は投手、野手のやりくりが上手くなった緒方監督もAランクに。
Bはあれだけの故障者を出しながら終わってみたらAクラスにいた工藤監督の長期的な手腕。
千葉マリンスタジアムという特色を活かし井口色を出してきて今後に期待できる要素があったのでBランク。
Cは戦力によっては手腕を発揮できる監督を選ばせて貰いました。ラミレス監督は投手陣の崩壊さえなければAクラスにいたような気もしてますし、平石監督も1年トータルでやった場合の数字を見てみたい期待を込めて。
Dは解任の確率がありそうな監督を上げさせてもらいました。やはり経験、引き出しが少ない為、戦力が整っていない面の中でどう戦うかが難しい監督さんな気がしています。
次期監督候補は誰?名将と呼ばれたここ20年の監督は?
今年解任されそうな監督に福良、金本、高橋、森監督を上げさせて貰いました。次期監督候補は誰なのかも独断と偏見で挙げさせて頂きます。
福良→田口、落合、外国人
金本→矢野、掛布、落合
高橋→川相、斎藤、落合、原
森→小笠原、山崎、山本昌
あたりの人選になる気がしますね。落合はどの球団でもお声がかかりそうな気もしますが、好き嫌いが分かれる監督さんなので
どの球団が声をかけるのか注目ですよね!!
ここ20年の名将といえばやはり落合、原、野村克也、星野仙一になのではないでしょうか?その下に梨田監督が出てくるような…
1位はやっぱりノムさん 1565勝
ノムさんは歴代5位の1565勝はあっぱれですよね。数字もさることながら、色々な球団から監督として呼ばれるのが凄いと思います。優勝は実際南海、ヤクルト、シダックスでしか達成はしていませんが、弱いチームを強くするロマンのある監督さんです。
2位は星野仙一さん 1181勝
やはり中日、阪神、楽天と3球団で優勝しているのが凄いです。監督通算10位の1181勝。
やっぱり明治色が強い熱いハートを秘めている監督さんですよね!!3球団で全て優勝というのは凄いですよね!!
中日時代はまさに男星野という感じでしたが、阪神、楽天時代は野村監督が作り上げた基礎で優勝したと言われている節もあります。
3位落合博満さん 629勝
中日の監督を8年歴任し629勝。中日しか今の所監督歴はありませんが名将という名で野球ファンからは評価されています。
まさに天才、奇才と呼ばれてきましたが、選手、監督ともに成績を残せるって凄いと思うんですよね!
全てAクラス入りで4回も優勝している点が凄いですよね!まだ年齢も65歳ともう一花咲かせることができると思うのでどこかの監督さんやってくれないかなーとファン心理的に思わせてくれる監督さんですよねー!
4位 原辰徳さん 947勝
第一次政権【2002-2003】、第二次政権【2006-2015】と12年間巨人軍の監督を務められてきました。
常勝巨人という伝統に立ち向かえるのは原さんくらいしかいないんじゃないですかね。それだけ華や明るさがありましたし、王道スター野球路線を歩んできました。 どうしても巨人以外の監督をやるのが想像できませんがWBCでも手腕を発揮し、あのイチローまでも巧みに使う人心掌握力は流石としかいえないですよね!!
5位 梨田昌孝さん 1005勝
近鉄、日本ハム、楽天を歴任され通算1005勝はあっぱれじゃないでしょうか?
最後は最下位に低迷し辞任という形になりましたが、近鉄、日本ハムで2001年、2009年に優勝、楽天でも去年は3位を記録するなど監督12年でAクラス7回は流石だなと思います。 今の時代監督を3チームでできるというのも異例だと思いますし、
3チーム以上引き受けたのはノムさん、星野さん、梨田さんしかいないんですからこれは凄い事だと思いますね。
まとめ
長々と12球団の監督として書かせて頂きましたがいかがでしたでしょうか?名将になるには若い頃から監督してのキャリアを積み、色々な球団からお声がかかるようするのが名将と呼ばれるポジションにいける秘訣なのかもしれません。
ノムさん、星野さんは30代、原さん、梨田さんは40代前半と早目のキャリアスタートの方が多い中、落合さんは50歳から監督としてのキャリアスタートと遅めなのも特徴的ですよね。
やはり王道は40代前半ですかね。今後は緒方監督に期待したい所ですが、他球団を渡り歩くイメージがないのでどうなるのか。岡田監督や伊東監督のように2球団で監督経験のある人も3球団目があるのか注目したい所です。